大きめの車両を探しているのであれば、SUVやクロスオーバー車などを探している方も多いでしょう。しかしアメ車のバンもなかなかカッコ良く、高い人気を誇ります。国産車でもミニバンなどの大型車はありますが、アメ車にはほかにはない独特の味が魅力です。そこでここでは、アメ車のバンが持つ魅力とおすすめ車種について見ていきます。バンを購入するのであれば、以下の情報を参考にしてください。

 

アメ車のバンの魅力とは？

アメ車の中でもバンが好みという方は、少なからず存在しています。バンといってもいくつか種類があります。しかしいずれも特別な味があるので、車好きの心をとらえて離しません。

 

クラシカルな魅力を持つ箱型バン

アメ車のバンの中には、箱型でスクエアな形状を持っている車種も少なくありません。アメリカでは小型のバンは次第に減少傾向にあり、希少車種になりつつあります。古くは1960年代のバンも中古マーケットで取引されているので、クラシックな魅力にあふれる車種が多いと言えます。フロントノーズが短い小型のバンは、今にはないデザインです。それが一種のかわいらしさを醸し出しています。

しかし見た目の可愛さに油断してはなりません。アメ車の一種なので、大排気量のエンジンが積まれているものもあります。しっかりとした加速力を有し、大人数が乗っていても加速にもたつき感はないでしょう。このギャップにやられてしまう人が多いのです。

 

迫力のあるフルサイズバン

アメ車の中には、フルサイズバンと呼ばれるタイプもあります。国産車のバンやミニバンに近い形状をしたもので、全長5.5メートル、全幅と全高が2メートル以上のものを一般的に指します。国産のハイエースと比較しても遜色のない存在感です。都市部の狭いコインパーキングだと、1台分のスペースでは収まり切れないかもしれません。

またエンジンも迫力十分です。古いモデルであっても、V6エンジンが搭載されています。排気量も3,000cc前後のものがゴロゴロある感じです。新しく大きなモデルになってくると5,000cc超で、V8エンジンが搭載されている車種も見られます。V10エンジンを積んでいるフルサイズバンもあって、トラックと一緒に並んでも引けを取らないような存在感とパワーを持った車種も見られるほどです。

 

アメ車のバンでおすすめはどれ？3選を紹介

アメ車のバンは実物を見てもらえばおわかりでしょうが、とにかく迫力のある車種の多いのが魅力です。その中でも人気の高いおすすめバンを3つピックアップしてみました。マイカーとしてバンを購入しようと思っているのであれば、参考にしてください。

 

①ダッジ・ラム

ダッジのラムバンは2003年に生産終了しました。しかし今もなお根強い人気を誇る車種で、高品質な車であれば高値にて売買されているほどです。武骨なアメ車バンを探しているのであれば、おすすめの車種と言えます。フルサイズバンの場合、ボディが大きいのでハンドルの取り回しに苦戦するようなイメージがあるでしょう。しかしラムバンの中には全長5メートルに満たないものもあるので、そこまで扱いで苦労することはありません。

ボンネットも短くて乗車位置も高めなので、周囲の交通状況が把握しやすく、快適に運転できるでしょう。車内のデザインはシンプルで、装備もあまり充実していませんが、逆に武骨なため人気を集めています。

 

②エコノライン

フォードのエコノラインは、フルサイズバンの中でも高いシェアを誇ります。映画やゲームでもしばしば登場するので、車種名は分からなくても、どこかで見たことのあるアメ車バンかもしれません。とくに人気の高いのは初代や2代目モデルです。後輪が大径化されたことで、ホットロッドにも通じるスタイルにまとまっています。

カスタマイズしている人も少なくありません。その中でも人気なのがラットスタイルです。車高を低くしてエアサスを組むことで、クラシックで懐かしいテイストが前面に出てきます。またエイジング塗装を施すことで、クラシカルな感じがよりいっそう強まるでしょう。

 

③スポーツバン

シボレーやGMCではいろいろなバンをこれまで販売してきました。これらのバンのルーツになる車種です。とくに1968年式の2代目モデルは高い人気を誇ります。ヘッドライトがフロントマスクの下部に設置され、V8エンジンが搭載されているのはこの世代のモデルにおける特徴です。V8エンジンが搭載されたことで、力強い走りが期待できます。信号待ちから加速するときも、立ち上がりがスムーズです。

ボディサイズは比較的コンパクトです。このため、運転に苦労することもなく、狭い道幅の道路でもあまりストレスを感じることはないでしょう。

 

まとめ